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「ちょっ、先輩っ!! マジで怖い話じゃないっすか〜!!」
僕は冗談っぽくそう言った。こういった類の話はあまた聞いたことがあるが、それが自分の近しい人物、しかも心から信頼している人物の口から出た時の反応を僕は知らなかったからだ。
「マジだよ。ジャイアントスイングみたいな感じで足を掴まれて、放り投げられた。もちろん足元には誰もいないのに。でもしっかり足を掴まれた感覚はあって…」
先輩はいたって真面目に話している。
「…シャレになってないっすよ…。え、で…結局どうなったんです…か?」
「そのB子ちゃんがね、白目剥いて泡吐き出しちゃったもんで、すぐに救急車呼んだよ。別状はなかったけどね、原因も分からなかった。」
「……。」
「ああいうことってあるんだね…俺も信じる方じゃなかったんだけどね…。」
結局、
先輩はあれ以来、A子にもB子にも会っていないそうだ。AはすぐにA子と別れたという。
「でも惜しかったですね。そのA子ちゃんって結構好みだったんですよね…?」
「うーん、そうだけどねぇ。…まあでも、あんなものが飾ってある部屋で、エッチなんてとてもじゃないけど出来ないよな…。」
B子が白目を剥いて倒れる前、虚ろな目で見つめていた「老婆の遺影」―あれはまだA子の部屋にあるのだろうか。先輩はタバコに火をつけると、ぽつりとこう言った。
「彼女、本当におばあちゃんと二人暮らしだったのかな…」
おわり
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人気ブログランキング中途半端でごめんなさい。今回も最後はギャグで落ちると思っていた方々、ごめんなさい。