物語調でお送りします。


08アウトレット
本当は海に行くつもりだったのだけれども台風を憂慮して御殿場のアウトレットに。オタクな僕はショッピングには早々に飽きてしまいベンチで読書に耽っていたり。人混みは煩わしいけれど、夏の夕暮れとひぐらしの音色は悪くない。

ふと気付いたんですけど。いや、この歳になってはじめて気付いたんですけど。

僕って、オタク らしいんです。

そうじゃねぇかなー、とはうすうす思ってはいたのですけど、どうもこれは本格的に、そうみたいです。

本人的にはね、違うと信じてたんですよ。一応、ちゃんと働いてるし、アキバとか行かないし、メイドとかも、いや嫌いじゃないですけど、別段「萌えー」とかそういう感じじゃないし。

でもね、どうも客観的に見るとね。例えば僕の好きなものを羅列するとね。プロレスでしょ、ゲームにマンガ、電車とかも好きだし、ガンダムも1stからしっかり押さえてるし、旅好きとか称してるけどそれと同じくらい家で引き籠ってニコニコ動画見てるのも好きだし。あれだ、メイド喫茶には行ったことないけど、メイド居酒屋なら行ったことありますし。

完全にオタクじゃーん。オタクもいいところじゃーん。

…うむ、なんか気が楽になりました。これからはオタクと自称していきます、僕。

怖い思いをした。

通勤の電車内でのこと。

車内アナウンス−「お客様がホームに落下された為、一時電車の運行をストップします。」

ここまでは良くある話。「ああ、会社遅れちゃうよー。」ぐらいのことしか思わなかった。

しかし程なくして、『電車を降り、最寄り駅のホームまで歩いて下さい。』というアナウンスが流れる。

地下鉄の線路内を歩く。閉塞感、圧迫感、そして闇。

なんだこの恐怖は。

僕はこういう事態には比較的冷静にいられる方だ。その時も表面上は冷静を保っていた。

しかし心の奥底には絶対的な恐怖が潜んでるのも感じていた。

なぜそんなに怖いのか。

死だ。

僕はそこに死というものを感じたのだ。

普段、死について頭で考えてはいても、体で実際に感じることはない。

電車の事故、おそらく飛び込み。そしてこの闇。

日常は一瞬で非日常に変わる。生のすぐ隣に死はある。

僕はあの時、そんなことを直感的に感じたのだと思う。



ホームには仰々しいビニールシートが張られていた。先程の体験を嬉々として話すOL。携帯電話で写真を取る高校生。何事もなかったかのように早足で歩くサラリーマン。

感情の死。

僕はまた恐怖を感じずにはいられなかった。

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おそろしくタイトな旅だった。いや、だって急に決まったのだもの。

うちの会社は自分のさじ加減で夏休みを取れるので、本当は9月あたりにゆっくりと旅をするつもりだった。いや、その予定自体は変わらないのだけれど、まさかこのクソ熱い最中に2年連続で大阪に行くとは夢にも思っていなかった。

2週間前のこと。大阪在住の友人が東京に来ていて、それで飲んでいて、まあ飲んでいて、飲むに飲んでいて……気づいたら僕は大阪に行くことになっていた。

深夜バスで行き、深夜バスで帰ってきた。4泊3日(内、車中泊×2)。朝7時から串カツを食べ、お好み焼き、たこ焼き、ホルモン、焼肉、温泉にプール、花火、そして酒、酒、酒…

この3日でもう今年の夏はお腹一杯だ。なのに来週は海で、再来週はキャンプだったりする。

俺、死ぬんじゃないか?


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僕は新世界の神になる!

ちょっくら旅に出ましたよ。


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