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夜桜はそんな神秘的で、ある種で恐怖すら感じる幻想的な雰囲気をもつ。たとえ実際には下におるのがワンカップを片手に持ったおっさん達だとしてもだ。

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週末を使って雪山に参上。しかしスキーには早々に飽きて、昼間からお酒を煽る当方。なんたる無意味さ。なんたるダメ人間。だが…それがいい…!

嗚呼、素晴らしき贅沢。

あ、熱あるかな、と思ったら、あとはもうジェットコースターロマンスばりの急加速急上昇で、あっという間に39度。医者に「すいません、会社行けますか?」と言うたら、「アホか、インフルエンザじゃ。」とのこと。てなわけで当方、3日間の自宅謹慎。ぶっちゃけ、熱は下がって、もうすでに何ともないのですが、熱が下がっても2日くらいは外に出ちゃいけんとのことで、急に天から降ってきた休日を満喫しております。

で、

普段は出来ないことを!ってなわけで部屋の掃除なんぞに取り掛かっているのですが、まあこれがひどい。あまりにのひどさにまた熱が出そうです。まず、ひどいのが本の山。僕は都会のカラスのごとき、とりあえず目についたものを巣に持ち込んでしまうという習性があるので、ちょっと読みたい本があると何も考えずパッと買ってきてしまい。結果、部屋は読んでない本の山となっております。なんでしょうか、もう買った時点で読んだ気になっちゃってるんですよね、だからすぐに次の本をまた買っちゃう。本が読みたいのか、単にコレクションしたいだけなのか、自分でもよく分からないです、正直。

して、その本どもを、とりあえず読み終わったやつを取り分けて、押入れにでもぶちこんでお茶を濁そうとしたのですが、この押入れには圧倒的に無慈悲な現実のみが存在していて。要はどういうことかと言うと、どこの誰かは知りませんが、僕と同じことを考えたんでしょうね、当面のお茶を濁すため、一時的現実逃避のために、まーーーーーー、あるわあるわガラクタの山が。そこはまさに魔窟。過去数年分の本と雑誌、大学関係の資料に、やらなくなったゲームの残骸、見た記憶のない不細工なゴリラのぬいぐるみ…。
僕はどうやら、物が捨てられない貧乏性な性質でありまして、よくない傾向だとは認識しておるのですが、とりあえず一瞬だけ目をつむって押入れにブツをぶちこめば、また当面はお茶を濁せるのは無意識に自覚しているようで…あああああ、良くないなー。

僕の部屋の押入れ、次に開ける時には何か新しい生命でも生まれてくるんじゃないか、と思います。ホムンクルス的なやつが。それで、きっと僕は、命を宿したゴリラのぬいぐるみに、これまでの恨み!とばかりに、押入れに閉じ込められちゃうんでしょう。暗い、暗ーい、押入れで、僕は、僕のふりをして生活をしてるゴリラのぬいぐるみの様子をじっと見てるしかなくて。その内、ゴリラは家庭を持って、ゴリラの顔した子供が生まれて、僕はその子供におもちゃとして弄ばれるだけ弄ばれたら、また押入れに閉じこめられて――いやぁぁぁぁぁぁー。



あれ、まだ熱あるのかな。それともタミフル?



約60年前の3月10日。東京大空襲。

多くの生命が失われた、その日。

しかしその中でも必死に生きることだけを考え、次の世代にかけがえない命を紡いだ人がいた。

僕は語らなくてはならない。彼女が、僕へと紡いでくれたその命の痕跡を。必死に生きたその一夜を。



じじぃ伝説外伝

「ばばぁ伝説」




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