今日は気になることの多い一日でした。電車で平井堅そっくりな人に会ったり、いまどき携帯に知らない電話からショートメールが来たり。

なかでも僕を一日中悩ませたのが、謎の女の人で。話は昨晩に戻るのですけれど、ご他聞漏れず愚にもつかない酒を煽って帰ってきた夜の1時、家の前のアパートの階段付近に女の人が犬をつれてたむろっているのを目撃しました。この雨の中、傘もささずにふらふらとしてるもんだから、大方恋人にでもフラれたのだろうと、これはあんまり目をあわさないようにしようと、その時は特に気にもせずにいたのですが。

一夜明けて今日、朝の10時くらいでしょうか。外に出ると、まだいるんです、その女の人。階段に座って、犬をつれたまま、同じ服で。正確には昨日の晩からずっとそこにいたのかは分からないのですけれど、僕の中ではすっかり「え、昨日からずっとここにいるの!?」という判断がその時は下されてしまって。人間、というか僕のようなダメ人間は、そういう風に動揺してしまうと、咄嗟に見て見ぬフリをしてしまうみたいで、とりあえず早足でその場を通り過ぎたのですよ。

でもそれからが大変で。

12時、帰宅、まだいる。

16時、再び外出、でもまだいる。



そうなると、どんどんとその女の人のことが気になってきてしまって。電車に乗っている時も、ご飯を食べている時も、ぐるぐると頭の中でその女の人に対する色々な想像が膨らみだしてしまって。

「もしかしたら鍵とかがないのでは。」「この雨の中寒くないのかな。」「喫茶店でも行ってればいいのに。」「あ、もしかしてお金持ってないんじゃ。」「というか、犬をつれていたら喫茶店にも行けないよな。」「ああ、なんでさっき見て見ぬふりしたんだろ。」「よし、もし家に帰った時にまだいたら、大丈夫か声をかけてみよう。」「いや、それは俺が変な人だと思われないか。」「ううむ、でももし本当に困ってる人だったら…。」「てか、あれだよな、普通アパートの階段にずっと人が座り込んでたら住人は誰かしらは声かけるよな。」「ん、ということは、もしかして、あの人は俺にしか見えない人なのでは。」「犬と一緒に成仏できずにいる自縛霊とかでは。」「でもわりと美人だったよな、あんな自縛霊なら…」「…っ、バカか、俺は。」

結局、夜に帰ってきたときにはその女の人はいませんでした。僕は意を決して声をかけるつもりでしたので、これがちょっと寂しかったりもしました。なんだよちょっとそれがきっかけで恋とか芽生えるとか思ってたんじゃねぇの?、と自問自答してみると、どうもあながち完全否定は出来ない様で、そんな自分のダメっぷりを顧みて、今は布団の中でひとりもぞもぞとしております。

テーマ:つぶやき - ジャンル:日記



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